パートナーが不在の「ワンオペお風呂」。 赤ちゃんを一人でお風呂に入れるのは、一瞬も目が離せず、精神的にも体力的にも本当に大変ですよね。自分のことはすべて後回しで、毎日バタバタと戦っているママ・パパも多いのではないでしょうか。
今回は、ワンオペお風呂をスムーズに乗り切るためのコツや、便利なアイテム、安全に過ごすためのルールをまとめました。毎日の負担を少しでも軽くしたいと考えている方は、ぜひ読んでみてください。
ワンオペお風呂が辛いと感じる3つの理由
「お風呂の時間になると、なんだか胃がキリキリする……」 そんな風に感じているのは、あなただけではありません。パートナーが不在の「ワンオペお風呂」は、単なる入浴ではなく、もはや命がけのミッションですよね。なぜこんなに疲弊してしまうのか、その理由を整理してみました。
一番の理由は、片時も目が離せない緊張感に尽きます。「もし滑らせたら?」「耳に水が入ったら?」「自分が洗っている間に何かあったら?」という恐怖心との戦いです。 1分1秒、常に神経を尖らせているので、お風呂から上がる頃には精神的に疲れてしまいます。
また、赤ちゃんを湯冷めさせないために、自分は濡れたまま立ち尽くす……。 冬は凍え、夏は汗だくになりながら子どものケアをする必要があります。鏡を見る余裕すらなく、気づけば髪はボサボサ、肌はカサカサなんて日常茶飯事ですよね。
お風呂から出た後は赤ちゃんを保湿して、おむつを履かせて、パジャマを着せて……。やることが多く、パニックになってしまうパパ・ママも少なくありません。
勝負は準備で決まる
実は、ワンオペお風呂は「入る前の準備」で勝負の8割が決まると言っても過言ではないのです。準備が不十分だと、濡れた体でバタバタと探し物をすることになり、結果的に赤ちゃんの湯冷めや自分のストレスに繋がってしまいます。スムーズに終えるための事前準備を整えましょう。
お風呂から上がった瞬間、迷わず動けるようにセットしておきます。おむつはテープを外し、パジャマは袖を通しやすいように重ねて広げておくと出た後がスムーズです。保湿剤のフタを開けておく、片手でプッシュできるタイプを選ぶ、すぐに出せるようフタを緩めておくとタイムロスが減りますよ。また、赤ちゃんを置いた瞬間に包み込めるよう、バスタオルはあらかじめ床やバウンサーに広げておきましょう。
ママ・パパはいつ洗う?効率のよい手順
ワンオペお風呂で一番悩むのが「自分はいつ、どのタイミングで洗えばいいのか」という問題です。結論から言うと「親が先に洗い、赤ちゃんを最後に洗って一緒に出る」のが、スムーズで湯冷めしにくい手順といえます。
まずは赤ちゃんを脱衣所の安全な場所(バウンサーやハイローチェアなど)で待機させ、浴室のドアを少し開けて声をかけながら、自分の体を一気に洗います。 この時、シャンプーや洗顔は時短アイテムをフル活用しましょう。リンスインシャンプーや、顔も体も洗える全身シャンプーを使うことで、数分でも時間を短縮できます。
自分の洗浄が終わったら、赤ちゃんを浴室へ呼び込みます。 このタイミングで初めて赤ちゃんを脱がせ、一緒に洗い場へ。親はすでに洗い終えているので、ここからは赤ちゃんのケアだけに集中できます。滑らないよう注意しながら、手早く全身を洗ってあげましょう。
洗い終えたら、親子で一緒に湯船に浸かります。 ここでしっかり温まることで、お風呂上がりの着替えタイムに多少時間がかかっても、赤ちゃんの体が冷えすぎるのを防げます。ただし、長湯は禁物です。赤ちゃんの様子を見ながら、短時間で切り上げてくださいね。
浴室を出る時は、まず赤ちゃんをバスタオルで包み、安全な場所に寝かせます。 自分の体は、用意しておいたバスローブや着るバスタオルでサッと拭きましょう。自分の着替えやドライヤーは、赤ちゃんの保湿と着替えが完全に終わってからです。
ワンオペを支える「神アイテム」
気合と根性だけでワンオペお風呂を乗り切るのは限界があります。便利な育児グッズを賢く頼ることで、心の余裕はぐっと広がるはずです。特におすすめのアイテムを3つご紹介します。
バスチェアは自分が体を洗っている間、赤ちゃんを座らせて待機させておくための必須アイテムです。 首がすわる前から使えるリクライニングタイプなら、赤ちゃんも楽な姿勢でいられます。おもちゃがついているものや、メッシュ素材で水切れが良いものを選べば、清潔に使い続けられますよ。
バスローブや着るバスタオルは「自分の体を拭く時間」をゼロにしてくれる救世主です。 お風呂上がりにサッと羽織るだけで水分を吸収してくれるので、全裸で凍えることも、床を水浸しにすることもなく、すぐに赤ちゃんのお世話に移れます。ボタン一つで留められるタイプなら、動く赤ちゃんを追いかける際もはだける心配がありません。
片手が塞がっていても使える「ポンプ式ベビーソープ」は、ワンオペの鉄則です。 泡立てる手間のいらない泡タイプで、かつ髪も体も洗える全身シャンプーを選べば、工程を極限まで減らせます。ヌルつきが残りにくく、サッと流せるタイプが特におすすめです。
これだけ守ればOK!安全第一のルール
ワンオペお風呂で何より大切なのは、事故なく安全に終えることです。焦りやパニックが事故に繋がらないよう、これだけは守ってほしい3つのルールをお伝えします。
「ちょっとタオルを取るだけ」「スマホの通知を確認するだけ」といった、ほんの数秒の油断が大きな事故に繋がりかねません。 赤ちゃんは、わずか数センチの水深でも溺れる可能性があります。たとえ自分がシャンプー中でも、常に声をかけたり、視界の端に入れたりして、赤ちゃんの状態を確認し続けてください。
自分が洗っている間、赤ちゃんがギャン泣きしてしまうこともあるでしょう。焦って無理に抱き上げようとすると、手が滑ったり足元をすくわれたりして危険です。 「安全な場所にいるのであれば、数分間泣かせておいても大丈夫です。まずは自分の泡をしっかり流し、落ち着いてから赤ちゃんに対応するのが、結果として一番安全ですよ。
ワンオペお風呂は、濡れた体で赤ちゃんを抱っこして移動する場面が多いもの。親が転倒することは、赤ちゃんを落としてしまうリスクに直結します。 浴室の床には滑り止めマットを敷く、自分もバスマットをしっかり踏んでから動くなど、物理的な対策も徹底しましょう。
まとめ
ワンオペでのお風呂は、事前の準備からお風呂上がりのケアまで、一瞬も気が抜けないハードな仕事です。今回ご紹介した「事前準備の徹底」や「効率的な手順」、そして「神アイテム」を活用して、負担を少しでも減らしていってくださいね。
しかし、どれほど万端に整えていても、赤ちゃんの機嫌や体調によって思い通りにいかない日は必ずあります。大切なのは完璧を目指して疲弊するよりも、抜ける手は抜きながら心に余白を持つことです。自分を追い込まず、あなたらしい育児のリズムを見つけていきましょう。
